こんにちは、のんです。
不妊治療の体験って、あまり身近の人には言えないナイーブなことなので、周りに体験談とかをなかなか聞きにくかったり、言えなかったりします。
私も欲しいと思ってから授かるまで2年くらいかかりましたし、その期間は生理が来るたびに、この暗闇からずっと抜けれない気がして、そのときのことを今思い出すだけでも怖いです。
だからこそ、ここで経験談を書くことで、不妊で悩む人の参考になればと思っています。
https://nonnon687.com/archives/689
不妊治療に至るまでの流れ
元々のん自体は、子宮自体が後屈しており、生理痛がひどい方でした。
子宮後屈とは:通常子宮はおなかの方に傾いているのですが、それが逆に背中の方に傾いている状態のこと。後屈の方が生理の時に通常に比べて、収縮が必要になるため、生理痛がひどく出やすいそうです。
生理日が来ると、痛み止めを飲まないと横たわって動けない位、ひどい生理痛でした。
だから、仕事が始まって休めないのもあり、低用量ピルを服用していました。
ピルを服用すると、生理痛も軽くなり、生理の時の出血も軽く済んだので、重宝していました。
結婚して2年くらいは仕事もしたかったし、結婚生活を満喫したかったのもあり、ピルを継続的に服用していました。
そろそろ3年目に入って子供を考えようとしてピルの服用を中止した際に、1年たっても授からないことに気付きました。
幼馴染の友達にも、授からないなら早めに婦人科受診した方がいいんじゃないかと言われ、軽い気持ちで、婦人科を受診しました。
原因不明の不妊~旦那くんの精子が弱い?~
そこで、婦人科を受診して、毎朝基礎体温を計測し、血液検査(ホルモン採血)、超音波検査、卵管造影検査、内診など様々な検査を行いました。
この中で一番しんどかったのが、卵管造影検査でした。とにかく痛いのと、吐き気を伴い、検査後はしばらくぐったりしてました。受けられる方は心構えしていったほうがいいです。
卵管造影検査とは:子宮の入り口から管を入れ、造影剤を子宮内から卵管へ流し、子宮内の状態と両側の卵管の通りと、卵管からおなかの中への拡がりを見る検査のことで、この検査を行った後しばらくは卵管の通りがよくなり、妊娠しやすいそうです。
ここまではとくに問題なく、検査を終えました。
そして、排卵日近くで関係を持って、ヒューナーテストを行いました。
ヒューナーテストとは:頚管粘液の中に精子が進入できているかを判定する検査のこと
このヒューナーテストの結果が悪く、ほぼ精子は動いていないか死んでいますとのことでした。精液検査もあまりいいものではありませんでしたが、そこまで結果が悪くはなかったので、なんかしら相性が悪い、原因不明の不妊ということでした。
原因不明というものが自分にとってかなりの不安要素だったのですが、これほどまで医療が発達しても原因不明の不妊は結構な割合を占めるそうです。
Drにも自然妊娠は厳しいと言われ、気持ち的にかなり落ち込みました。
そこからDrには、これ以上タイミング法(自身でタイミングをとる自然妊娠)をしても仕方ないということで、すぐに人工授精へ移行することになります。
人工授精とは:洗浄・濃縮した精子を膣の奥の子宮口から子宮腔内に注入する治療法。
ここで授かるかも不安でしたが、なんとか運よく2回目で授かりました。
ここまでで、検査費用もろもろ、妊娠までの間には15万~20万くらいは費やしたと思います。
基本不妊治療は保険適応外なので出費がつらい。。。
ただし、医療費の控除は受けられるので治療中の方は必ず確定申告をするようにしてください!!
さいごに
2回目の人工授精で授かったものの、途中の過程が色々とあったので、出産の最後の最後まで不安がつきまといました。
周りはどんどん妊娠していくのに、自分だけ取り残されていくような感じがしたり。
いつまでも見えない暗闇の中にいるような感じで。
生理が来るたびに焦ったり、街中のマタニティマークなどに目が行っては、なぜ自分だけと落ち込んだり。
私は実質授かりたいと思ってから、2年くらいはかかっているのですが、それはまだ序の口な方で、それ以上の期間を要している方もたくさんおられます。
私の周りにも、人工授精がうまくいかず、体外受精(採卵手術により排卵前に体内から取り出した卵子と精子の受精を体外で行う治療)に移行している人もいます。
私たちの世代の性教育は、年齢によって子供が授かりにくくなるとか、子供にも障害が出やすくなるとかそういったことをあまり言われておらず、そういったことも教育現場で伝えることで、今後の将来設計を考える大事なことだと思います。
今の晩婚の現代、3組に1組が不妊に悩んだことがあるとのことです。
不妊に悩んでる方、意外と自分だけじゃないです!!みんな悩んでます!
だから少しでも??と思ったら、婦人科に早めに受診することが大事なのかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。