子育て

【経験者は語る】スポーツ少年団入団時は慎重になるべきだ

子供が小学校に入学して、何かスポーツをしてほしいと考えられている親御さんも多いかと思います。

今回は、長男がスポ少こと、スポーツ少年団に入って後悔した経験をもとに、

スポーツ少年団入団時は慎重になるべきだいうことについてお話していきたいと思います。

 

たまたま通りがかりで入ったスポーツ少年団…

うちの子供は、我が家が共働きで、児童ホームに通っていたのですが、

その横にある体育館でやっていたマイナースポーツのスポーツ少年団でした。

小学生がメインの競技でした。

あえて、今競技名の公開は避けたいと思います。

 

県内でも、10数チームしかないので、最初から県大会。

その中で、1位になれば、全国大会に出れるという夢のある競技ではありました。

 

チームの規律も厳しかったですが、

ただ私たちが子供の世代はスポ根の時代だったので、

多少の厳しいなどはある程度仕方ないと考えていました。

夫が低学年のうちは、こんな競技もいいんじゃないと言って、軽い気持ちで入団を決めてきました。

ただ習い事もあったり、1年生だったこともあったので、無理のない範囲で金曜日だけの参加で様子を見ますという、軽い感じで入団しました。

入って初めての試合で後悔ばかり…

金曜しか練習に行かないまま、入団して1-2年の大会がありました。

そのときに初めて、

チームに入ったら、その間 親は子供に話しかけてはいけない。

保護者は指導者に絶対的に従わないといけない。

指導者の暴言が多い。

イベントごとは絶対参加、お手伝いあり。

(表面上はお茶係はないなど、うまいこと言われていました)

マイナー競技なので、土日は遠方まで車出しも多々。

親の負担が想定以上に多いチームでした。

 

ただ、子供がしたい競技ならと、2年半近く全力でお手伝いしてきました。

動画撮影アップ、写真撮影、写真管理、インスタ作成。

土日は練習体育館も遠く、車必須。

試合なら遠方まで車出し。

仕事休みでも、休みはあってないようなものでした。

 

指導者から容赦ない嫌がらせ、暴言に…

指導者は基本、過去のOBもしくは、子供の保護者がしていました。

この競技は血の気の多いスポーツなので、大会に行っても

指導者の暴言をあちこちで見かけることが多いです。

 

それで、うちのチームが強かったらいいんですが、練習量が多いため

個々のポテンシャルは高い。

 

のにも関わらず、全然強くはありませんでした。

みんな、指導者の顔色をうかがいながら、試合に出ています。

指導者に罵倒されたら、萎縮し

まともにプレイにならないという始末…

 

頭痛、腹痛など体調不良が出る子も多かったのです。

また、指導者の好き嫌いで、えこひいきもあり、

子供たちもメンタル的にやられることも多い環境だったのです。

 

さらに時には保護者の呼び出され、保護者ミーティングで

指導者にごちゃごちゃ言われます。

そりゃ、休みも返上して、指導にあたっていただいている指導者には感謝しかありませんが、

子供たちは指導者の好き嫌いで、特定の子供はストレスのはけ口のように暴言を受け、自分の子供でなくても、親として見ていても、心が痛むばかりでした。

 

さらに、指導者たちは寄ってたかっては、指導というより、

この子はどうだ、あの子はどうだだの、批評酷評の嵐。

 

2年半ほぼほぼ欠かさず、練習を見てきましたが、子供のメンタルとともに、親のメンタルもむしばまれる感じでした。

 

骨折からの腹痛頻発で、チームからの離脱…

ある時、学校で骨折して帰ってきました。

そこから、しばらくプレイできなくなり、

そこから学年上がりでクラスに慣れるまでのストレスと

プレイできないことのストレスからメンタルがやれたのか、

腹痛で一度救急車で運ばれ、そこから頻回に腹痛を起こすようになったのです。

 

まともにプレイに参加できず、日々練習に行っては腹痛を起こし、帰る毎日…

最初は、盲腸かと思われたのですが、腹痛の箇所が明らかに違うことと、ある一定の時間が過ぎるとケロっと腹痛がなくなることから、盲腸ではないとの診断でした。

そこから、それでも腹痛が頻発するので、エコーだけではなく

造影CTで調べてみようということになり、

調べたところ

小腸から大腸にかけて、広くまんべんなく炎症を起こしているということでした。

 

先生からは、ストレスが関与しているのではないかとは指摘あり、

過敏性腸症候群の前段階で、今後潰瘍性大腸炎やクローン病につながるかもしれないと考えられました。

 

しばらく、夏休みに合わせて、2か月ほどお休みをとりました。

 

腹痛を抱えつつも、チームに復帰

休みの間も腹痛も出ていなかったのと、

本人がこの競技を続けたいという意志も強く、

腹痛が出つつも頑張って練習に行き続けていました。

次第に腹痛は出なくなってきました。

厳しい練習にも耐え、練習には毎日参加していました。

 

親子共々のメンタルを破壊した試合での監督の言葉

そこから、3-4年の試合があって

うちのチームの4年は強い子が集まっているのもあり、普通に優勝候補ともいわれてもおかしくないチームでした。

ただ、前日も3-4年用の練習をさせることもなく、

監督が行けるだろうという鶴の一声で、試合に臨みました。

予選1位上がりにもかかわらず、

ふたを開けると、決勝トーナメント1戦目敗退…

 

その当時、うちの子供は一時期体調崩したこともあり、

まともに試合同行もさせてもらうこともなく、

土日は自主練に親子共々励んできていました。

 

投げる、取るのも、以前より上手になり、

上級生の子供たちにも、上手になっている!!すごい!!と言われるくらいでした。

 

その中、試合当日の観客席での出来事。

うちの子は3年でしたが、

監督からは、

「3年は出来る子一人以外は、へぼい、終わっている」と

何度も何度も連呼するのです。

さらにその子と同期間、うちの子供は競技に取り組んでいましたが、

「相方がいないからかわいそうだ」と、笑いながら言うのです。

私たち親子が目の前にいるにも関わらずです。

「もっと体格に恵まれていて、できるやつ連れてきてもらわないと」と。

 

結局その試合での一言が、私にとって

このチームを辞めようという決定打になりました。

チームを退団しようと母から提案

 

監督指導者に不信感が高まるばかり…

気に食わない選手には、えこひいき、暴言が続くのを

練習で毎回毎回に目にしつつ、

指導というよりは、ストレス解消…

 

結局どのプレイがダメで、どういう改善をすべきという指導もなく、

それって結局ただの悪口じゃないですか。

 

ただ指導者がストレスを吐きたいだけ…

 

ああ、こんな指導者の元でプレイを学んでも、

罵声で萎縮し、

自己肯定感は下がるし、ストレスもかかり、

プレイのモチベーションも下がる一方…

 

もはや、子供のそんな姿を見たいわけでもありません。

 

そのため、その後 私は子供に視野を広く持ってもらうためにも、

別にスポーツはこれだけじゃないし、

他にも色々なスポーツがあるから、色々見てみたら?

と提案したのです。

 

そこから、色々な競技に体験しに出かけるようになったのです。

 

子供にとっては、厳しい練習、指導者の暴言が当たり前になっていたので、

他の競技、他のチームを見るのが新鮮だったようです。

 

ああ、楽しくスポーツしていいんだ!と。

気付けてよかったのかもしれません。

 

そこから、

「チームは辞めていい」

「ただ県大会まではきちんと練習参加し、県大会が終わった段階で

自分が残り3年間する競技を決めなさい。卒団まで頑張りなさい。」

と子供に言いました。

 

そして、うちの子はほぼ休みなく、練習に参加し、県大会の日を迎えました。

県大会観覧は面白かったようですが、

子供からは

「この競技を続けるにしても、このチームは辞める」

の一点張りでした。

そこに迷いもありませんでした。

 

私も、何度聞いても

子供が辞めたいと言った段階で、親としても今の競技に対して

踏ん切りがつきました。

 

 

子供から監督へ退団を伝える電話

そして、県大会の次の日、子供から監督に退団の電話をしました。

「今までご指導いただきありがとうございました。」

「もうこのチームでプレイしたくないので辞めます」

と。

私も、以前より監督から同じ競技内で

チーム同士の暗黙の了解で、他チームへの移籍はダメだと言われていました。

(他チームのプレイも検討したかったので、県のスポーツ協会にも移籍がダメだという事実がないか事前に確認済)

 

そもそも、私的には その発言自体がもはや、

その競技を愛する子供たちや親を人質に取っている

としか考えられなかったのです。

 

私から監督には

「この競技が好きなので、他チーム移籍も選択肢の一つとして考えています」

と。

 

監督からは、最終的には

「辞めた本人の意思に任せる」という方針だったので、

競技継続の可能性はイチかバチかにはなるが、

他のチームの判断に任せる形になりました。

 

退団し、他チームに体験の依頼をした時の話

そして退団してから、後日他チームの監督に体験の依頼をしました。

当然同じ競技をしていたこと、他チームにいたこと、どのような理由で退団になったのか

きちんと説明し、チーム内で体験の可否に関して指導陣で話をしてくれることになりました。

 

その後、本人と監督との面談で、体験の了解を得ることができ、体験に無事参加することができたのです。

本当にその件に関しては、体験させていただいたチームに感謝しかありません。

ただ、元のチームの監督には

「以後連絡してくるな」とも言われ、絶縁状態ですww

きっと、他の保護者にもいいように言われているでしょう。

しかし、この選択に後悔はありません。

 

結局、元の競技は諦めて、次のステージへ

最終的には、元の競技は諦めて、次のあたらしい競技に転向することになりました。

他チームの体験時も監督、指導者ともに温かく、いつでも入ってこいよと、やさしく声掛けてもらえました。

初めにここのチームも考慮できていたらと、悔やむばかりですが‥‥

こればっかりは仕方ないですよね。

 

子供の条件的に、距離、友人関係、元チームとのいざこざ、競技への関心すべて考えた上での、彼の決断でした。

 

最終結果としては、

親的には、元チームの罵声を目にする機会もなくなり

人間関係なども考慮しなくてすむのもあり、一安心です。

でも子供にきちんと競技を選ばせてあげれてよかったと考えています。

 

さいごに スポーツ少年団に入団する際に考えるべきこと

☆スポーツ少年団は一回入ったら、簡単には辞めれないということ。

他チームへの移籍は基本難しいということ。

(だから、他のチームも色々見学に行き、その子に合う合わないを考えるべき)

スポーツ少年団は親の負担が大きく、それも全て考慮するべきだということ。

以上のことを、きちんと考えた上で、皆さんも、スポーツ少年団を選びましょう。

スポーツ少年団入団時は皆さん慎重に!!

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