こんにちは、のんです。
妊婦さん、心配ですよね( ノД`)シクシク…
去年の今頃は私も妊婦でしたので、気持ち・・分かります。
予防接種や薬が赤ちゃんに影響があるのかないのか・・・色々知りたいですよね。
結論から言うと、インフルエンザの予防接種はしてください!!
インフルエンザの薬も飲んでください!!!
今回はインフルエンザが気になる妊婦さんにあてて、今回は記事を書きたいと思います。
妊娠時のインフルエンザの影響
妊婦はインフルエンザにかかると、重症化する可能性が高いです。(インフルエンザの死亡率は一般の人に比べて約5倍のリスクがあるといわれてます)
そして、もし妊婦がインフルエンザで重症化すると
・早産
・最悪、重症肺炎→胎児機能不全(胎児仮死ともいい胎児が低酸素状態になること)、死産、母体死亡にまでつながる恐れがあります。
そして、インフルエンザで重症化するリスクは、妊娠初期<中期<後期の順で、妊娠後期の方が重症化しやすい傾向にあります。
それは3つの原因があります。
①元々母体自体がウイルスなどの感染に対して弱い状態にあるため。(妊娠した体は、赤ちゃんを異物として攻撃しないように、体の免疫力を低くする傾向があります)
②妊娠中は赤ちゃんに血液を送るために、一般の人に比べて1.5倍の血液を送っているため、心臓に負担がかかっているため。
③とくに妊娠後期は、大きくなったお腹が肺を圧迫しているため。
この3つの原因により、重症化しやすいと言われています。
妊娠時のインフルエンザの予防接種は?
予防接種してください!!
妊婦へのインフルエンザの予防接種は、重症化予防に最も有効です!
(注:ただし、重篤な卵アレルギーがある方は予防接種できないということもあります)
インフルエンザワクチンは不活化ワクチン(ウイルスの感染力をなくしたものでつくられているワクチンのこと)なので、妊婦、胎児ともに悪影響を与えることはないと考えられています。
インフルエンザワクチン接種後、2-3週間経ってから効果を発現し、3-4か月間は予防効果がありますので、ワクチン接種は10-11月ごろがいいです。
そして、さらに胎盤から胎児に免疫が移行し、産後6か月まで新生児のインフルエンザ感染を予防すると考えられています。
インフルエンザの予防接種で、母体・胎児を守り、さらに生まれた後の子供にまで予防効果を発揮するなんて!
これは絶対打った方がいいですよね!!!
妊娠時のインフルエンザのお薬は?
インフルエンザ症状が出てから48時間以内に医療機関(内科)を受診し、お薬を服用してください!それにより重症化を防げます!!
(→注:内科です!!産科に受診すると、他の妊婦さんの感染を引き起こすかもしれないので)
インフルエンザ症状とは:咳やのどの痛みだけでなく、38℃以上の高熱、全身のだるさ、食欲不振などの全身症状が強く、時には頭痛や関節痛・筋肉痛など呼吸器以外の症状を伴います。
インフルエンザで、使われるお薬は下記となります。↓
商品名タミフル、商品名リレンザ:妊婦にも多く使用実績があり、医療機関では推奨されています。
商品名イナビルも上記の2つに比べて実績は劣りますが、問題ないと言われています。
抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)で妊婦や胎児に問題が生じたという報告はありません。安心して服用してください!!(参考:富山県周産期医療センター →こちらのサイトでも詳しく分かります。)
妊娠時、周りにインフルエンザの家族がいた場合
当然、インフルエンザが流行する季節になると、自身が気をつけていても、家族がかかってしまうこともありますよね。
とくに上の子がいたりすると、お母さんがかからないのはまず難しいかと思われます。
その場合、医療機関(内科)を受診し、インフルエンザのお薬を予防投与することで、感染率を低下させ、重症化を防げます。
予防投与としては、商品名 タミフルや商品名 リレンザを使うことが多いかと思います。
インフルエンザの予防対策
①人ごみを避ける
②手洗いの励行
③秋から冬は空気加湿清浄機などを利用する(乾燥するとウイルスに感染しやすくなる)↓下記におすすめの空気加湿清浄機をご紹介しときます。のんも愛用中です。
③インフルエンザの予防接種をする
④家族がインフルエンザにかかった場合、できるならインフルエンザ発症した家族を妊婦から隔離
濃厚接触が避けられない場合は、医療機関を受診し、インフルエンザの薬の予防投与を相談
さいごに
・妊婦さんは、インフルエンザの予防接種は打つ!
・もし濃厚接触する家族がインフルエンザに感染した場合はインフルエンザのお薬の予防投与を!
・インフルエンザにかかったと考えられるときは、早々(48時間以内)に医療機関(産科ではなく内科)を受診し、インフルエンザのお薬をもらう!
あとは自身でインフルエンザにかからないように気を付けることが大事かと思います。
今からは流行の季節なので、皆様お気をつけください。
この記事が、妊婦さんのお悩み解決に少しでもつながればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
さいごに参考図書も下記に記載したいと思います。
参考図書「産婦人科診療ガイドラインー産科編2017」
あとさいごに、のんがおすすめの加湿空気清浄機をご紹介しておきます。
去年の10月ごろは、私もまだ妊娠中で長男の風邪をもらっては治り、もらっては治りで、ずーっと風邪でした。
でも、この加湿空気清浄機があれば、一気に風邪もらわなくなりました!!
ウイルスは温度低下と湿度低下により活発になると言われています。
なので、湿度対策!!!ですよ!!!
神アイテムです!!!よければどうぞ!!