こんにちは、のんです。
今回は子供がアシナガバチにさされたお話です。
子供がハチに刺されたってだけでも、ほんとにパニックですよね。
うちはその当時下の子も生まれたばかりで、実母も私の家にいてくれていたので、素早い対応がとれました。
もし万一アシナガバチに刺されたらどうしたらいいの?ってわからない人に記事を書きたいと思います。
今回はアシナガバチの生態と、長男がアシナガバチに刺された時の流れ、その対処法についてお話したいと思います。
アシナガバチとは?
体が細く、手足が長いハチ。アシナガバチが活発になるのは6-8月ごろ(巣を作ってうろつくのは3-4月、10-11月ごろ)。
穏やかな性格で、こちらから刺激を与えない限り刺さないハチです。
ただし、アシナガバチの毒針は強力で、何度も刺すことが可能。刺されるとその部分が赤く腫れ、かゆみも強く出ます。
ひどい場合(刺されたのが2度目以降で)、アナフィラキシーショックになり、嘔吐、呼吸困難、発熱などを起こし
生死にかかわることさえあります。
アナフィラキシーショックとは:外部からアレルギー物質が体内に入ることで急激に引き起こされる全身性の強いアレルギー反応のためにショック状態になること。場合によっては15分で死に至ることもある。
アシナガバチに刺された経緯
今回長男は、アシナガバチに刺されたわけですが、この穏やかなハチにどうやって刺されたのか?
それは、子供の幼稚園のカッターシャツに紛れ込んでおり、袖口が狭いために出られなかったようです。
またシャツはたたんでいたのですが、ふんわりたたんでいたため、気づかず2-3日はそのまま生息していたようです。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
今年の4月、子供にいつものように幼稚園のカッターシャツを着させていたとき、子供が過去に聞いたことがないくらいの叫び声をあげました。
「いーたーい!!!!ぎゃああああああああ」
私はとっさに何が起きたか理解できず、もしかして腕が抜けたとか??とパニックになりました。でも、腕が抜けたことがあるのは逆側だし、、、
と思って、カッターシャツを脱がせると、
出てきました、アシナガバチ。。。
とにかく殺虫剤を持って行って急いで退治。
子供の左腕はもうすでに2か所刺されていました。
実母がいたので、急いで毒を口で吸いだして、流水で流しました。
(後々、この口で吸いだす行為はダメだと気づいたんですが、、、、)
そして、急いで近隣の病院に電話をかけて、救急で皮膚科に受診することになりました。
皮膚科での対応
皮膚科では優先的に診てもらえて、先生にもとりあえず時間経過的にもアナフィラキシーショックもなさそうだし、赤くは腫れているため消毒とガーゼに包帯を巻いて、処方としては強いステロイド外用軟膏(商品名 デルモベート軟膏のジェネリック)と、抗アレルギー薬(商品名 ザイザルシロップ)と痛み止め(商品名 カロナール細粒)がでました。
そして、近隣の小児アレルギー専門医で3か月後くらいにアレルギー検査してみてはどうかと言われました。(正確に出るのは3ヶ月以降ではないかというDrの見解でした)
その後症状は2-3日で消え、刺された痕がぽつっと残る程度でした。
小児科でのアレルギー検査
そこで3か月後にスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの項目を調べてもらい、スズメバチ1、アシナガバチ0ですが微かに反応あり、ミツバチ0という結果でした。アシナガバチの毒成分はスズメバチの毒成分に似ているので、スズメバチにも反応が出たのだと考えられます。Drはそこまでつよくアレルギー反応は出ていないが、抗体はなんかしら出来ているので、次回アシナガバチ、スズメバチに刺されたら念のため早めの対応が必要だろうとのことでした。
アシナガバチに刺された時の正しい対処法
1.刺された箇所を流水で洗う
ハチの毒は水溶性なので、表面にある毒を洗い流すことができます。
2.毒を絞り出す
刺されたところをゆびでつまんで、絞り出すようにします。
→このとき私の実母は口で吸いだしてしまいましたが、口の中に傷があると、毒が入る混む可能性があるので避けましょう。
3.患部を冷やす
刺された患部を冷やすことで、毒が回るのを遅くすることができます。
4.急いで病院を受診すること
できる限り早く皮膚科もしくは内科(小児科)を受診することをオススメします。
5.次回からハチに刺されることがあったら早急に受診すること
→アナフィラキシーショックを起こす可能性があるので、死につながる恐れもあります。早急の対応が必要です。
ハチの毒に対してアレルギー反応を起こすかどうかは個人差があるので、必ずアナフィラキシーを起こすというわけではありませんが、起こしてからでは遅いので早めの対応が重要となってきます。
まとめ
今回は
・アシナガバチの生態
・経緯
・皮膚科での対応
・アシナガバチに刺されたときの対処法
について書きました。
今回子供がこのようなことがあって、洗濯物などには注意を払うように心がけています。
例えば、洗濯物の芳香剤は使用を控える、子供の服は裏返して干すや、たたむときは多めにたたくなど。
特に子供の服は袖口が狭く、ハチなどが入ったら出れない構造になっています。→注意です!!!
そして、本当にハチに刺されるというのは、急な出来事なので、ハチに刺されたらどういった対応をしたらいいのか親としても不安な気持ちになります。
親として、事前に知って気をつけれることはあります。
そういった皆さんの参考になればと思います。