今回は子供の加害に悩んだ親の立場のお話をしたいと思います。
今現在、発達障害児の加害に関して悩んでいる方も多くおられると思います。
そして、私自身も現在悩みながらも子育て中です。
少しでも、発達障害児に悩んでいる親の気持ちが楽になったり、また逆に周りに発達障害児を抱える人がいる人の気持ちの理解がつながればと思い、この記事を書きたいと思います。
自身の子供が初めて加害していると保育園から言われた時の話
小さいころは多少の言語の遅れは、友達とのコミュニケーションを図る上で、さほど困ることはありません。
実際、加害が問題になったのは3歳児くらいからです。
少しずつ、言葉のコミュニケーション能力の差が顕著になり始める時期です。
うちの子の発語が少しずつ出始めたのは3歳終わりから4歳ごろです。
3歳の通常児の子は発語も早く、当然言語によりどんどん周りにコミュニケーションを取っていきます。
うちの子は、発語が出来ないために、周り話していることはある程度分かるものの、伝えられない悔しさがありました。
理解していると分かるのは、そのころ私の指示がほとんど通り、指示通りの頼み事をこなすことができました。
登園時、保育園のクラスに行っても、
「○○(うちの子)ちゃんが来た!!みんな、危ないから隠れて!!」
と怪獣扱いをされ、仲間外れにされているところも多く見られました。
それで、本人はめげずに、登園していました。
子供って残酷ですよね。
朝イチから登園して
子供たちがこんなことを言っていても、
保育園の先生は、その子供に注意することもありませんでした。
明らかに聞いていてもです。
それで、言われ続けたうちの子が、限界が来て手が出たりしたりすると、
この時点で、うちの子が全面的に悪いとされるのです。
そりゃ、手を出した子が基本的に悪いとは思うのですが、
じゃあそれまでに何でも言っていいのか?
言葉の暴力といったことは存在してないのか?
そのような、保育園の体制には今でもいまいち納得できませんでした。
保育士さんには、いつもお世話になってますが、保育園の考え方はあまり好きではありません。
今もあと一年だと思い、頑張って通っています。
子供の障害を受容し、周りに開示することを恐れない
子供が、誰かをもし加害してしまったら?
とりあえず、相手側の親子にはきちんと謝罪するということ。
そして、子供の障害を受容し、きちんと開示すること。
今後、どのような対策をとるのか、説明すること。
この上記に尽きるということです。
まず、当然ですが、きちんと謝罪することが大事になります。
逆の立場なら、直に謝罪してほしいと感じるはずです。
そこから、自分の子は「障害がある」ということを、ちゃんと伝えることです。
そして、そのためにはまず自分の子供の障害を親自身が受容する必要があります。
これが、なかなか難しく本当に時間がかかることです。
私も、子供が3歳になってもまともな発語がない時に、
もしかしたら…
あと少ししたら…
すこしゆっくりさんなだけ…
など、現実から少しでも目をそらそうとばかり考えていました。
けれど、突きつけられる現実…
発語、加害、空気が読めない、衝動的な面…
色々な問題を保育園を指摘されました。
子供の障害を飲み込むのに、本当に時間がかかりました。
ただ、夫の一言で、少し目が覚めたことがありました。
メンタルが完全に後ろ向きになっていた私には、突き刺さりました。
どこかで、自分の子供は障害はないと思おうとしていたのです。
それが、自分自身を苦しめていたことにも気が付きました。
そこからは、切り替えて
将来、この子が大きくなったときに困ることが一つでも減るように
何ができるのかをを前向きに考えよう!
と思えるようになったのです。
あと、被害者側にも今後の対策としては、どうしていくのか説明をしました。
子供側への注意説明はもちろんのこと、現在療育に通っている事情を説明し、対策をしていることもきちんと説明させていただきました。
親がいない中での集団生活…
親も保育士さんも、全て監視できるわけでもありません。
こちら側も保育園に相談はしましたが、
保育園も、これ以上の加配(追加で保育者を増やすなど)も検討してない
と言われてしまいました。
それなので、こちら側の対策としては、
療育を増やし、保育園での生活時間を減らすという形を取るようにしました。
もともと、週2回、1時間半程度の言語聴覚士さんの指導のみでしたが、
週3回昼からは全て療育で過ごすという大幅な変更をしました。
現在年長で、来年には小学生になって、今よりさらに集団生活で苦労し、集中力も問われることになるのは目に見えています。
年中終わりでお友達に加害があったことで、
療育が増えることになりましたが、
ここで、療育を増えたのはある意味正解よかったのかもなと考えています。
親がどう考えてどう毎日を過ごすかによって、子供の未来は変わる
毎日を、子供が障害を持っているとくよくよ悩んで生活するよりも、
今この時の子供に最善の対策をし、大人になったときにできるだけ
ハードルを少し下げることにつなげれることが
なにかないかと探す方がいいのではないかと考えられるようになりました。
療育も一つ、日々のがタブレット学習も一つ。
あとは、子供の好きなことをのばしていけれたらいいなと考えています。
発達障害児の親は大変ですが、
子供自体はいつまでもピュアで、
いつでも口癖のように
「ママ好き」
と言ってくれます。
その言葉を励みに、親ができることに取り組んでいきたいと思います。
皆さんも、毎日頑張りましょう!!
私も頑張ります!!