子育て

子供の発達障害が分かったときの話

久しぶりの投稿です。

今回は、下の子供の発達障害が発覚した時の話をしたいと思います。

現在下の子が5歳になる手前なのですが、自閉症スペクトラム障害という診断により、療育手帳を持っています。

下の子がどのようにして、発達障害が分かり、親として受容し、今現在に至るのかをお話したいと思います。

 

発達障害の下の子が1歳までの成長過程

特に生まれた時も、これといった障害もなく、寝つきが悪いこともありませんでした。

どちらかというと人見知りもなく、育てやすい、いつもニコニコしていた赤ちゃんでした。

上の子が人見知りがものすごく強く、6か月から他人が抱っこすると泣くなどすごく手のかかる子供でした。

それと比較することも多く、これはなんと育てやすい子供なんだ!!とびっくりするほどでした。

また、首すわり、寝返り、ズリ這い、歩き出すことに関しても、これといって遅れもなく、特に疑うことも何もありませんでした。

特に離乳食なども、好き嫌いもなく、パクパクと食べてくれるため、そういった点でも不自然だと感じることもありませんでした。

 

あれ?これはおかしいなと感じた1歳半健診

1歳過ぎから、近隣の保育園に入園しました。

この子には人見知りがないため、保育の壁も一切感じることもなく、仕事復帰も難なくできました。

先生にも人見知りなく、なじみ、食べ物の好き嫌いもなく食べる、寝入りも早く保育士さんも保育面では難しく感じることはなかったと思います。

特に疑うこともなく、すくすくと成長し、迎えた1歳半健診

パパに、1歳半健診に参加してもらいました。

その時に初めて発語がないことを指摘されました。

上の子とも、4歳空いていたため、子育て家事仕事に追われていたのもあり、発語というタイミングがいつだったのかとか、あまり深く考えていませんでした。

このとき、発語がないという異変にようやく気付いたのです。

ただ指差し、指示を理解し動けるなどがあったため、経過観察という形になりました。

そして、人見知りがないこと自体に、違和感を感じ始めました。

初対面誰とでも、絡むことができ、親が居なくてもさほど不安にもならない、

あまりにも育てやす過ぎることにより、うかつにも見過ごしていました。

 

発語のタイミングで直撃したコロナ禍という弊害

しかも、うちの子の保育園入園のタイミングは、コロナ禍ということもあり、1番発語が出るタイミングでした。

子供にとって、このマスク環境下での言語習得はすごく難しかったのではないかと思います。

ほぼ1日の多くを過ごす、保育園で関わる保育士さんとの接触もすべてマスク環境下…

しかも、うちの子供は3月生まれのため、保育園の方針もあり、

マスクをつけるのも、2歳になって、すぐ本人さえもマスクを付けないといけないという厳しいものでした。

 

発語がないまま迎えた3歳

発語がないまま、3歳を迎えようとしていました。

保育園からも発達の遅れの指摘もあり、

特に保育園からはどうするべきなどのアドバイスもなく、

ただ困っています…の一言。

どうしたらいいか相談したものの、保育園側にはこういった事例は過去ありませんの一点張り…

そんなわけはないだろうと、疑いもありました。

いつまでも、発語の出ない、

それにより友達への他害も出る…

先の見えない暗いトンネルを歩くように、不安な毎日を過ごしていました。

ここで、まずは自分が出来ることをとりあえずやってみるしかないと行動を始めました。

 

まずは児童発達を診ている小児科に相談

まずは、とにかく行動するしかない!!

とりあえず、近隣の児童発達を診ている小児科を探し、予約を入れました。

とにかく発達検査を受けてみるという話になり、

一旦予約を入れることにしました。

これが、既に半年待ちという…混み具合。

半年ぼんやり待つのも違うと思い、他の児童発達を診る小児科を探し、そちらでも発達検査を受けることに。

結局これも、半年待ちという状況…。

 

発達検査をうけたところ…

ようやく半年が経ち、発達検査を受けることになりました。

結局、3歳1か月の段階で、新版K式発達検査で受けましたが、

姿勢運動:ズレなし、認知適応:6か月遅れ、言語社会:1年3か月遅れ

全領域で9か月遅れという結果でした。

詳しい内容に関しては、あまり語ることができませんが、

個人的には、正直通常の3歳児が座って、ここまで出来るものなのかと少し疑問を感じるものでした。

 

ただ、この結果が出て、

そこからどうしたらいいのか、それさえも誰も教えてくれない状況でした。

 

とりあえず、発達検査の結果を保育園側に提示しました。

結局、それで何か変わったのかというと、何も変わらず…

目の前には、ただうちの子供には発達障害があるという事実、

それだけでした。

 

ネットで知った「療育」という存在

ここからは、ただただ不安で、ネットの検索をしまくっていました。

こういった発達障害の子供を抱えた親は、どういったことをされているのか…

SNSでも、個人の声を色々検索していました。

すると、ここで知ったのが、「療育」という存在でした。

特にうちの子供は、行動面というよりも、言語面で遅れがあったので、

言語面でのフォローが出来るところはないのかと、近隣で探し回りました。

自分の家の周りで、言語聴覚士(ST)さんの療育を受けれるところを探しました。

一旦はそちらで見学を希望し、療育はどうしたら受けれるのかなど、話を聞くことができました。

そこでは、どうやったら療育につなげることができるのかを聞くことができました。

詳しい療育への流れは下記のページをご参考下さい。

→https://nonnon687.com/treatment

 

療育を始めて

療育を始めて、本当にありがたかったことを具体的に3点書きたいと思います。

①家以外の子供の状況が知ることができること

3歳児になってからは、普段保育園での、連絡帳などもなく、保育園での子供の過ごし方、毎日の生活が全く分からない状況でした。

うちのところは、発語もなく、園の状況も分かるはずもありません。

 

保育園側から、特に連絡帳などの提案もなく、クラスの日誌を見る程度でした。

 

だから、療育に通うことによって、子供が療育でどういう風に過ごしたり、どのように外で過ごしているのかが分かることができました。

また、どういった療育を受けているのか、詳細も書いてくれます。

②療育のスタッフさんと子供の成長を一緒に見ることができる

療育に通うことで、家族のほかに

子供の成長を見てくれる人がいるという安心感があります。

一人で手探りで、発達障害の子供を育てていくというのは、常に不安が付きまといます。

その不安も誰かと共有でき、アドバイスもいただくこともできます。

本当に感謝しかありません。

③専門分野で、専門家がフォローしてもらえる

私の場合は、発語が遅れていたので、言語聴覚士さんの専門的な療育を受けることができ、3歳過ぎから通い始めて、3歳半くらいから劇的に発語が増え、いきなり5-6語文にまで発展しました。

④発達段階に応じて、親が子育ての悩みを相談する場所ができたということ

発達の段階で、その時々に応じて

悩みの質が変わってくることがあります。

それを療育の先生に相談できるということ。

保育園のお友達に加害をしてしまうようになったとき、どうしたらいいのかすぐに療育の先生に相談をしました。

そこから、集団療育の提案をいただき、療育の内容も成長に合わせて変化する形になりました。

子供の加害で悩んだ時の話

 

さいごに

もし、療育に行くのにためらっている方がおられたら、延々と子供の発達に悩むくらいなら一度療育を受けるのを検討してみましょう。

何もしないより、少しでも行動をすれば、

未来の自分もあのときこうしていればよかったなど悩むことも減ります。

自分の子供に、少しでも可能性を与えると思って、自ら行動してみましょう。

 

動いた私が言いますので、間違いありません。

皆さんの健闘をお祈りしています!!

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