現在、コロナ禍真っ只中ですが、まさかの私…
2021年3月初旬に軽い気持ちで受けた乳がん検診で引っかかってしまいました。
正直なところ、昨年の6月にようやく育休から復帰して生活に慣れてきたころでした。
がんが発覚した3月、4月、5月、6月と、家事や仕事や育児に追われながらも、自分の「がん」という病気に向き合わないといけないというあわただしい日々でした。
そして、この記事で、誰かの受診勧奨へとつながればいいなと思っています。
それでは、私のコロナ禍でのがん発覚の流れをみていきましょう!!
入院のことについてはこちらの記事をどうぞ
しこりを感じて、乳がん健診を受診:問題なし~再度健診を思い立つ!!
実は1年前に気づいてた?!
実は、私の乳がん発覚までの流れとしては、昨年2020年の3月までさかのぼります。
昨年の2020年3月、右胸の小さなしこりに気づいて乳腺外科に受診していたのです。
その当時、私は産後1年で、年齢もまだ35歳と若く、正直乳がんの可能性も低く分かりにくかったとは思うのですが、
ここで、まさか…スルーされてしまったのです。
先生の見立てとしては、
「良性の乳腺線種でしょう」
とのことでした。
確かにエコーでみても、ふっくらまんまる良性のような感じ。
今考えると、私が疑っているしこりをきちんと見ていてくれていたのか…
疑問は残りますが、
その当時は、私は何の疑いもなく、
「よかった! 良性の繊維線種か…」
と医師の言葉を素直に信じ、そこから産後復帰をして、
仕事に家事に育児にと、
毎日毎日、目の回るような日々を1年すごしてきました。
再度、念のために乳がん検診にいこうと思い立つ!!
そして、1年がたって
仕事にも慣れてきたころに、ふと
「子宮頸がん検査と、乳がん検査を受けよう!!」
と思い立ったのです!!
そして、1年前に受診した乳腺外科に再度受診したのです。
自分自身も、このしこりに関しては、「良性の繊維線種」と思い込んでいたので、軽い気持ちで受診しました。
そして、マンモグラフィーとエコー再度みてもらったのです。
1年ぶりのマンモグラフィーとエコーの検査は?
検査結果は…
先生の表情が思わしくない…
先生がここで一言。
「細胞診しておこうか」
細胞診:乳房のしこりや分泌物などの細胞の一部を採取して、がん細胞があるかどうかを顕微鏡で調べる検査。(乳房再建ナビ参考)
細胞診は注射器で採取しました。
正直、少し痛かった…( ノД`)シクシク…
胸に何かを刺したことはなかったので…
でも、ここで先生が一言…
「このしこり、15mmくらいかな」
「僕は正直に言うと、これ、悪性だと思うんだよね…」
一瞬、その言葉が頭をぐるぐる…
やっぱね…
明らかに去年よりサイズが大きいし、形がいびつ…
前より明らかにしこりが別物になっているのは、自分でもエコーを見てすぐに異変を感じました。
そこから1週間…
「悪性だったらどうしよう…」
「下の子供なんてまだ2歳…」
「私が死んだら、頼りない旦那はどうなるの??」
「上の子はもう6歳で色んなことを理解できるようになっているのに、色々傷つけてしまうんじゃないだろうか」
「子供が自立するまで、絶対死にたくない!!」
色々な思いを巡らせていました。
それだけ悩んで悩んで、1週間後に結果を聞きに行くと…
先生から一言…
「結局、細胞診の結果は細胞が取れてなかったから分からない」
「詳しく調べるために、病院で、組織診の針生検をしようか」
えーまた検査??とは思いつつも、
正直詳しく分からないと怖いくらい、しこりが大きくなっていたので、
組織診の針生検をするために、近隣の病院に行くことになりました。
組織診の針生検とは、:用の針をしこりに刺して組織を切り取る針生検(CNB)のことです。
*組織診では、細胞のかたまりを取り出すため、細胞診よりも、より確実な診断を得ることができます。
参考サイト→乳がん検診info
近隣の病院での組織診はどんな感じ??
今度は組織診をしに、近隣の病院へ…
さすがに元看護師の母親も心配になったのか、一緒についていくとのこと。
まずは外科で、エコーを受けて、しこりのサイズを確認しました。
このときは担当医師からは、25mmくらいあるんじゃないかとの見立てでした。
そして、再度エコーで確認しながら、表面麻酔をしたのち
組織診の5mmほどの針を5回刺しこみ、
細胞を採取しました。
正直、この検査に関しては、
「痛い」というよりは、
バチン!バチン!とバネ式で、組織をとる「音のほうが怖い」
といった感じでした。
そして、私は貧乳wwなので、下手したら肺に行っちゃうじゃないかという
変な恐怖…www
組織診をした病院の先生に、近隣なのでここで手術&入院したいと相談すると、
「できたら病院が合併前だから、患者数を増やしたくないんだよね~」
と一言…
「えっ…それ患者に言っちゃう??」
「それって、そっち都合の話じゃない??」
と思いつつ、
仕方なく少し離れたがんセンターのある大きい病院に紹介してもらうことを検討することにしようと決意!!
組織診の結果が判明…
組織診の結果は??
組織診からほぼ1週間後、
元々受診していた乳腺外科に組織診の結果を聞きに行くと…
いつもの乳腺外科の先生が、
「やっぱりがんだった」
「ただ非浸潤がん(DCIS)なので、実質初期。ステージは0」
「とれば大丈夫」
前向きな結果でした。
そして、先生にはがんセンターのある大きい病院に紹介してもらえるかお願いしました。
先生も、即座にオッケーをいただき、すぐに紹介してもらいました。
乳がんと告知された際に、乳がんというのはどういった検査や、どういった治療の流れになるのか不安になるかと思います。
そういった時は、この乳がん患者用の診療ガイドラインがすごく参考になりました。
患者向けに分かりやすく、さらに詳しく書かれています。
興味ある方は、こちらを参考にどうぞ↓
がんが発覚したときの、自身のメンタルはどうしたか?
組織診の結果を聞く時の自分の心境
個人的には、この組織診の結果を聞くまでがこわくてこわくて…
ああ…これが、がん患者しか分からない、がん患者特有の悩みなんだなあと。
これこそが、がんを告知されたときの、いっきに健常者との間に、境界線を目の前で引かれるという感じ…。
がんになったときに誰に相談したらいいか問題
いざ、病気になったときにひしひしと感じるのですが、
という問題…
意外と家族には、心配かけたくない…
実の親にも、夫にも、子供にも…
不安にさせたくないって気持ちが出てきてしまうんですよ。
身近過ぎて、ずっとそばにいすぎて、不安な気持ちにさせたくないってなってしまう。
今回は自身ががんになることで、
こういうときの、近すぎない、遠すぎない友人っているのが大事だなあと
実感しました。
実は、その友人は過去に自身の夫をすい臓がんで亡くされています。
その友人の夫ががんが判明した際にも
「誰に相談したらいいか分からない」
「ただ聞いてもらうだけでいいから、聞いてほしい」
と連絡をくれた方です。
その友人も、旦那さんの相談をされた際に、まさに私と同じことを言っていました。
「身近だからこそ相談できない」
この一言に尽きます。
こういった友人がいるって本当に大事ですね。
わたしが、がんが発覚した経緯や、経過、現在に至るまで話を聞いてくれました。
ただ誰かに聞いてもらう、それだけのことなんだけれど、どれだけ気持ちが救われたか
本当にありがたかったです。
コロナが収まったら、また昔のように楽しく昼飲みで居酒屋をウロウロした~~い!!
年取っても、飲みに行きたい!!そんな友人です。
皆さんも、そんな友人は本当に大事にしてくださいね。
そして、自分自身も
「困った友人の話を聞いてあげれるような人間でいたい」
と感じるきっかけができたそんな出来事でした。
入院のときの話はこちらをどうぞ。
さいごに
コロナ禍で、健診を後回しにする人が多いと思いますが、
それはある意味言い訳です!!
ただ、健診受けるのがめんどくさくて、言い訳したいだけです!!
だからこそ、逆転の発想で、今こそ健診という分野は空いていると考えるようにしましょう!!
逆にピンチはチャンス!!
前向きにとらえて、健診を積極的に受けていきましょう!!
自分の体は自分で守る!!
私自身は身をもって実感しました!!
だからこそ、この記事に出会った方は、
一人でも多くの方が健診を受けて、病気を早い段階で見つけて、健康管理していってほしいと思っています!!